沖縄ぜんざいと人気店の紹介

沖縄ぜんざい

沖縄ぜんざいとは

私達、内地の人間がぜんざいと聞いて想像するのが、小豆を甘く煮た汁の中に、焼き餅や白玉が入った物で、日本各地に色んなぜんざいがあるのは御存知の通り。

共通するのは、寒い冬に温まるおやつだという認識ではないでしょうか。

沖縄ぜんざい

ところが、沖縄のぜんざいは違います。

沖縄でぜんざいと言えば、かき氷に小豆を乗せた夏の味覚の定番だというからびっくりしたものです。内地の温かいぜんざいはなんと呼ぶのか?と沖縄の友人に尋ねた所、ホットぜんざいという答えが帰ってきてひっくり返りました。

ちなみに、我が故郷奄美大島ではぜんざいと言えば温かい物だったと記憶します。

沖縄ぜんざいのレシピ

沖縄ぜんざい

基本的な味付けは、黒糖で甘く炊いた金時豆のかき氷、シンプルなだけに奥が深いのは言うまでもなく、沖縄の方に尋ねると様々なぜんざいレシピを聞くことが出来ます。

私も何度か作ってみた物の、なかなか沖縄で食べるそれには程遠く、私達内地の人間が沖縄ぜんざいが美味いと感じる理由には沖縄で食べるから、という調味料が加わっているに違いないと思わざる得ないと感じます。

以下、沖縄のおばーに教えて貰った沖縄ぜんざいのレシピです。

・まずは金時豆を水に浸します。数時間もあれば倍ぐらいに膨らむと思います。

・鍋に膨らんだ豆と、豆の5倍ぐらいの水を入れて炊いて行きます。柔らかくなるまで弱火でじっくりとが基本。

・充分に柔らかくなったら水を追加して、ちょっとづつ黒糖を入れて行きます。ちょっとづつと言っても、豆と同量の黒糖ですから、結構な量です。おばあは3回か4回に分けて入れれば良いさ~、と至ってアバウトでした。

かき氷のシロップですから、水の量は豆がひたひたに浸かるぐらいに調整して出来上がりです。

ジップロックのコンテナなどに入れて冷蔵庫で冷やし、かき氷に合わせていただきます。

沖縄ぜんざいの人気店

夏の沖縄へ行けば、もちろん、そこかしこでぜんざいを食べる事が出来ますし、名物店は幾つも存在しますが、地元沖縄の友人に尋ねると、ぜんざいならここ、という店があります。

那覇界隈で沖縄ぜんざいの代表的な二つのお店と言えば富士家と千日が挙げられるでしょう。

対象的な両店で、今っぽい洒落た作りの富士屋昭和の沖縄が今となってはお洒落な雰囲気の千日、那覇へ行く機会があれば是非食べ比べて見て下さい。

富士家 泊本店(那覇市泊)

富士家 泊本店

富士家のぜんざいは、氷が溶けても味が薄くならない工夫として、オリジナルな容器で金時豆の煮汁で作った氷がオリジナルなぜんざいを提供しています。あっさりとした甘味と適量が左党の私にも嬉しいひと品です。

富士家 泊本店

沖縄といえば「ちゅらさん」はあまりにも有名ですね。そのちゅらさんの国仲涼子ちゃんが高校生時代にアルバイトをしていたと、沖縄の友人にドヤ顔で説明されました。

千日(那覇市久米)

那覇 千日のぜんざい

那覇の友人に富士屋へ行ったと話をしたら「千日だよ、ぜんざいは」と促されたのが、創業45年を超える老舗の沖縄ぜんざいのお店、千日です。

それではと、早速、足を運んだ千日、その店の佇まいからも老舗ぶりが伺えます。

那覇 千日のぜんざい

ふわふわ氷のぜんざいは圧倒的なボリュームで、とても一人で完食は出来ません。

ぜんざい以外にも、沖縄そばや今川焼きにたい焼きなど、内地にもある甘味処の沖縄版といったたたずまいが、良い味を出している、おすすめの店です。

那覇 千日のぜんざい

ちなみにこちらは、冬季限定のホットぜんざい、内地にあるのと同じ様なぜんざいです。

これはこれで美味しいのですが、沖縄ぜんざいといえば、やっぱりかき氷ぜんざいが良いですね。

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