座間味島は慶良間諸島の中の一つの島、那覇市の西方向、海上約40キロ付近にある島です。天気の良い日には、肉眼でも沖縄本島から島々が確認出来ます。
世界でも有数の透明度を誇る慶良間の海は、ケラマブルーと呼ばれ、ダイビングやホエールウォッチングのポイントとして人気が高く、2005年(平成17年)には、ラムサール条約登録地となり、国内外から沢山の人が、南の島の原風景を求めて訪れます。
座間味島とは
慶良間諸島は大小20程の島で構成されており、有人なのは、渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、前島の5島で、その他は大小の無人島からなります。
少々自慢話が入りますが、個人的にも、もう20年程も前から慶良間へはシーカヤックのツアーで何度も訪れているお気に入りの島々です。
シーカヤックに乗って、慶良間の島々を漕いで回ったのは既に遠い昔話ですが、実は座間味の港に上陸して宿に泊まるのは、今回の旅が始めての経験で、その観光地化ぶりには少々驚きました。
座間味の村を端から端まで歩いても10分か15分です。その中に、宿はもちろん、ダイビングを始めとするマリンスポーツのショップ、飲食店などがひしめきあって、私がこれまでイメージしていた慶良間、何もない小さな南の島のイメージとのギャップに戸惑いを隠せ無いと言うのが第一印象です。
座間味島の人口は600人~700人とか言いますから、結構な大きさの島だと思いますが、それ以上に、夏のハイシーズンの観光客の姿を見ると驚くハズです。
座間味に比べると宿も少なく、何かと不便さを感じるかもしれませんが、同じ慶良間諸島でも、お隣の渡嘉敷島の方が「何もない」を楽しみつつ、のんびり出来るのではないかと思います。
座間味島へのフェリーと高速船
座間味へは那覇泊港からフェリーざまみで二時間、高速船のクィーンざまみで約一時間の船旅となります。個人的な感想をいうと、高速船でビューンと走るよりも、フェリーで沖縄弁当でも食べながら景色を愛でつつの移動を好みます。
春先の季節だとクジラが見えたりするのもこの航路の素敵な部分です。
注意点が一つ。特に夏場の各種イベント、サバニやヨットのレースのメッカだったりするので、それらが行われる週末には、フェリーも高速船も予約が取れないという事がしばしばあるので注意が必要です。
また、特に高速船は海が荒れると欠航となる事も多く、台風シーズンともなると、日程には余裕を持って楽しむ必要があります。
内地と違って、沖縄は台風が発生する地域にほど近い訳です。台風発生の知らせの1~2日後に暴風域突入したりするのでびっくりします。
実際に、2017年の慶良間旅では、台風が沖縄をかすめて、フェリー・高速艇共に欠航となり、私らは中日だったので問題ありませんでしたが、飛行機に間に合わないなど、影響を受けた方は少なくなかった様子でした。
座間味での宿
フェリーと同じく、ハイシーズンの宿を抑える為には、早めの予約は必須です。大きな高層ホテルなどは一切ありません。ペンションやコテージ、民宿、ドミトリーの様な小さな宿がそこかしこに点在します。
聞くところによると、それでも座間味を訪れる人に対しての宿の数は圧倒的に足らないそうで、何度も書きますが、座間味へ渡る際には早めの予約無しには入れません。
こうして何度も訪れている南の島ですが、普段の内地の旅の様にネットで申し込んでと言うやり取りが成立しない事も多く注意が必要です。
アクティビティなどもそうですが、必ず電話をかけてやり取りする事をおすすめします。これは、実体験からのアドバイスなのですが、返信に数日かかるのは当たり前、ネットでの申込みをスルーされたりした事は一度や二度ではありません。
とは言え、電話での直接のやり取りが出来れば気持ちの良い対応をしてもらえる事は多いです。要は、南の島は、ネットが苦手、ネットからは離れた世界に有るということです。(全てがそうだとは言いません)
2017年の南の島の旅では「いよん家」というドミトリー宿で三泊四日の座間味を楽しみました。実は、2016年も座間味を計画したものの、一ヶ月前には既に宿の予約が不可能になっており、2017年は、2ヶ月前から予約して座間味への旅に挑みました。
キャンプ場などもあるので、好きな方はそちらを利用するのも慶良間・座間味の自然を楽しむには良いかもしれません。
座間味でのシュノーケル
世界でも有数の透明度を誇る慶良間の海、ケラマブルーの海です。ダイビングショップを始めシュノーケリングツアーを開催する会社は幾つもあります。
初心者の方、安全面を心配する方、手ぶらで出かけて楽しみたい方は、それらのツアーに参加すれば安心して慶良間の海を満喫出来るでしょう。
画像のカクレクマノミやウミガメなどがシュノーケリングで見ることも出来ます。
座間味の港からは、無人島へ渡してくれる船があります。大人一人1500円ほどで、無人島でのシュノーケリングを楽しむ事が出来るのです。港に停泊しているので、お願いすると「はいよっ」って感じで直ぐに無人島へと連れて行ってくれます。
無人島のビーチにパラソルなどを立てて、優雅にシュノーケリングを楽しみました。
座間味でのカヌーとSUP
座間味へ来た際に、是非挑戦して貰いたいのが、シーカヤックやSUP(サップ)と言ったパドルスポーツです。
パドルスポーツにレンタルは無く、ガイドが案内してくれるので、安心してツアーに参加出来ます。
人の居ないプライベートビーチなどに上陸して、シュノーケリングを楽しんだり、お茶を飲みながらのんびりしたり、一日のツアーだと、アウトドアランチを楽しんだりも出来る、これぞアウトドアツアーが楽しめます。
今回、ツアーをお願いしたのは、ケラマカヤックセンターと言う古くからの友人が経営する会社で、シットオンカヤックにSUP、シーカヤックと慶良間 座間味の海を満喫させて貰いました。
ガイドツアーが良い所は、その時の海のコンディションが一番良いところへ連れて行って貰い、全くの素人でも存分に楽しむ事が出来る事が魅力です。
正直、ガイドの会社によっては、そんな仕事してお金取るなよ、みたいな所もあるにはありますが、とりあえず、座間味に行った際には、「ケラマカヤックセンター」を指名すれば、しっかりとしたガイディング技術を持って遊ばせて貰う事が出来るでしょう。
>>> ケラマカヤックセンター