種子島の観光情報

種子島の観光情報

種子島ってこんな島

種子島は奄美大島と同じく、鹿児島県に属す島で、人工は3万人弱と奄美大島に続いて鹿児島の離島の中では多くの人が住む島です。

島内は大きく別けて、西之表市・中種子町・南種子町の三つ、面積は444.30km2、南西諸島では奄美大島、屋久島に次いで3番目の大きさ、日本の島の中では8番目の大きさとなります。

関西の方だと592.51km2の淡路島と比べて一回り小さい島、関東だと神奈川県ぐらいの大きさと書くと、大きさが想像しやすいかもしれません。

農業と漁業が主な産業で、島内のドライブは芋畑とサトウキビ畑を眺める、「のんびり」という言葉がそのまま当てはまる静かな島でした。

良い波が立つということで、サーフィンの島としても全国的に有名で、良い波を求めて各地から人が集まって来るということで、何処へ行っても波乗りする姿を見かけます。

種子島へのアクセス

南の島、離島へ渡るのに、どうやって島に入るか?というのは、まず最初にチェックすること、種子島へは鹿児島から近いという微妙な距離にあるので、アクセスは三つの方法が考えられるでしょう。

フェリーと高速船トッピーとロケット

高速船トッピーとロケット

鹿児島港からは、高速船のトッピーとロケットが運行していて、種子島の一番大きな町のある、西之表港まで約一時間半で到着します。

鹿児島~種子島間は、日に何本も便があるので、鹿児島からだと気軽にアクセス出来ますね。

フェリーだと二社がそれぞれ一日一便運行しており、約三時間半の船旅です。

今回の種子島では、関西空港から鹿児島空港まで飛行機でアクセスして、鹿児島港へ移動、鹿児島港から高速船トッピーを利用しましたが、高速船は甲板に出て景色を楽しめる訳でもなく、船旅を楽しむのであれば、断然フェリーが良いなと思います。

種子島空港「コスモポート種子島」へ飛行機でアクセス

鹿児島空港から種子島空港へは一日四便運行しており、約三十分で種子島到着です。

以前は大阪からも直行便があったと記憶していたものの、今回チケットの手配となった際に、現在は季節便しか設定されていない様子、各空港からも同様な感じなので、基本的に飛行機ならば、鹿児島空港からのアクセスを考えた方が良いでしょう。

種子島へは海路か空路 どっち?

高速船トッピーとロケット

既に述べた様に、海旅を楽しむのであれば、フェリーがおすすめです。

フェリーだと運賃は3200円、高速船は7200円です。

更に、鹿児島空港から鹿児島港まではリムジンバスで約一時間、1250円必要です。

そう考えると、往復割引などを使えば、飛行機でも1万円と少しで飛べるので、運賃に大差は無いので、早く種子島に到着して遊びたいというのであれば、飛行機でのアクセスが良いかも知れないと今回の種子島では思いました。

*この情報は2018年7月の情報です。

種子島の観光案内

南の島の旅では、何処へでかけても、海遊びを楽しみにしているのですが、今回は台風の影響で海遊びはほどんどアウト、それはそれで仕方無いということで、レンタカーを借りての観光がメインとなってしまいました。

ニコニコレンタカー種子島

種子島内には、西之表と空港近辺にレンタカーは幾つも集中してあります。

今回利用したのは、全国に店舗展開するニコニコレンタカー。高速船の時間を告げれば、港まで車を持ってきてくれました。

ニコニコレンタカーは、無料会員になるだけで15%の割引があったりするので、利用頻度の高いレンタカー屋の一つです。

返却時は船の時間に合わせて鍵付けたまま港の駐車場に置いてくれたらOKとか、種子島のニコニコレンタカーはなんともゆるいレンタカー店でした。

ホテル情報

オーシャンビューログハウス種子島「海の宿」

観光の島ですから、各所にホテル、民宿にペンションの類はピンからキリまで色々とあります。

自炊前提のコテージ

今回利用したのは、貸し切りのコテージで、食事は自炊といった宿「オーシャンビューログハウス種子島 海の宿」です。

オーシャンビューログハウス種子島「海の宿」

一階がリビングでロフトが寝室、既にずいぶんくたびれていましたが、のんびり好き勝手に過ごせます。眼の前がサーフィンポイントなので、サーフィンをする人にはぴったりですね。

オーシャンビューログハウス種子島「海の宿」

どうでも良い話ですが、あてがわれた部屋はその昔キムタクと工藤静香が泊まったそうで二人のサインがありました。眼の前の鉄浜でサーフィンなどを楽しんだのでしょう。

別の部屋には、長渕剛のサインもありました。なんでも、長渕剛のお父さんは種子島の出身だそう、これは知りませんでした。

食事付きならリーズナブルな民宿がおすすめ

種子島に度々訪れる友人の情報だと、食事付きの民宿がリーズナブルで食事も良いらしく、外に食べに行ったり自炊が面倒であれば、民宿などがおすすめです。

種子島の宿で思ったことは、他の離島と比べて、海沿いのいかにもといった宿が少なく思います。青い海のビーチまで30歩、といった宿が少ないという話です。

宇宙センターのロケット打ち上げ

種子島 宇宙センター

種子島と言えば、ロケット。

宇宙センターでのロケット打ち上げのシーンは、ニュースで見たことのある方も多いと思います。

種子島 宇宙科学技術館

日本では一番大きなロケット打ち上げ施設で、エリア内にある宇宙科学技術館は無料で見学が出来ます。

ロケット打ち上げの映像なども見ることが出来て、普段はあまりロケットなどに興味の無い私でも、流石にここへ来るとロケットの打ち上げは見てみたいなと思いましたね。

ちなみに、ロケットの打ち上げは、約1~2ヶ月前に発表となるそうで、ぜひ一度という方は、マメに関連のサイトなどをチェックするようにしましょう。

ロケットの丘

種子島 ロケットの丘

ロケットの発射場などが見渡せる見晴らしの良い展望所です。

あまりロケットに興味無くとも、見晴らしが最高に良いので是非にとおすすめします。

スペースアイスクリーム

スペースアイスクリーム

宇宙科学技術館内の売店では宇宙食、なるものも色々と販売されていました。

何事も経験、面白そうなので、スペースアイスクリームなるものを購入、648円なり。

スペースアイスクリーム

感想はと言うと、確かにバニラアイスの味はしますが、冷たいとかそういうものではなくて、なんとも不思議な食べ物ですね。

鉄砲伝来の島

そして、種子島と言えば、鉄砲伝来の地としても有名です。

その時期は、1542年だ、1543年だ、種子島以外にも鉄砲は伝わった、実は中国船だった、など、色々と諸説がある様ですが、ヨーロッパのポルトガルより伝わった火縄銃が、やがて本土にもたらされ、戦国時代には鉄砲で戦することとなったのはご存知の通りです。

伝来云々の真偽の程はともかく、種子島って遭難を助けた話というのが多いですね。

海原を航海していて流れ着く先が、種子島という潮流があるのかもしれません。

種子島 カシミア号

最南端に、門倉岬という眺めの良い岬がありますが、そこにはポルトガル船をかたどった、展望所があったり、島内では何箇所か漂着記念碑の様な物を見かけました。

移住者が多い土地だとも聞きましたが、もしかすると大昔からこうして遭難者などが多かった為に、沢山の人を受け入れて来たのでは無いかとも想像しました。

住吉のガジュマル防潮林

住吉のガジュマル防潮林

西之表の町から58号線を南へ少し走った住吉港に樹齢100年を超えるガジュマルの防潮林があります。住吉の港と集落の境の堤防沿いに並んで植えられています。

江戸の時代の末期に琉球との貿易で沖縄から移植されたものだそう。

種子島って、他の島と違ってガジュマルの木を見かけることが少ないです。南の島と本土の文化の境目を、食事だけでなく、住吉のガジュマル防潮林を見ても感じました。

能野焼(よきのやき)窯元 福元陶苑

能野焼(よきのやき)窯元 福元陶苑

西之表の町から南へ約10分ほど、国道を走っていて、ふと目に入った看板につられて、入って見ました。

能野焼と書いて、よきのやきと読みます。こう見えても、陶芸は嫌いじゃなくて、各地へでかけた折には時間さえあれば色んな陶器を眺めて歩くのが常です。

南の島では、沖縄の壷屋焼や最近では奄美大島でも野茶坊焼なる美しい陶器がありますし、徳之島のカムイ焼など、南西諸島にも沢山の焼者があって、好き者の私達を楽しませてくれます。

能野焼(よきのやき)窯元 福元陶苑

さて、今回訪れた窯元 福元陶苑の能野焼です。

昔々、中国より伝えられたそうで、鉄分を多く含む陶土と、自然釉を生かした重量感のある仕上がりが能野焼の特徴で、何とも言えない、無骨さの中にある繊細な色艶がたまりません。いっぺんでファンになりました。

能野焼(よきのやき)窯元 福元陶苑の登り窯

登り窯に薪をいれて、四昼夜たき続けてようやく出来上がるそうです。

陶芸体験も出来るそうなので、時間のある方は是非にと思います。

種子島のマングローブカヤック

種子島のマングローブカヤック

南の島ではお馴染みのマングローブ、ここ種子島にもマングローブはあって、今回訪れたのは、南種子、大浦川の河口にあるマングローブパークです。

西之表からだと、たっぷりと一時間以上の距離があります。これほどの群生は種子島が北限で、見渡す限りという感じの群生を眺めることが出来ます。

一応書いておくと、マングローブとは汽水域に生える木の総称で、世界には100種類以上のマングローブがあって、日本の南の島にはにはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ、ヒルギモドキなどを中心に大きな河の河口に森を作ります。

種子島のマングローブはメヒルギ。一番寒さに強い種類で、やはり北へ行くほど木が小さい気がします。

メヒルギは群生でなければ、本州でも温暖だと言われる地に行けばあります。関東だと伊豆、関西だと紀伊半島などで時々見かけますね。とはいえ、マングローブが面白いのはやっぱり群生する姿を見てこそだとは思います。

種子島のマングローブカヤック

本当は、地元のガイドに海のツアーをお願いしていたものの、発生した台風の影響で強風が吹いて、マングローブでのツアーに変更となりました。

正直、沖縄本島に西表に宮古に奄美にと、あちこちでマングローブはたっぷり見て漕いで来ているので感動もなく、ただ友人たちとワイワイと楽しかったなと言う程度。ここの所、海遊びツアーには恵まれません。

全国各地でガイドツアーに参加してきましたが、得てして南の島のガイドのレベルが低いのが残念。種子島も例外なく、意識の低い駄目会社に当たってしまい、メンテナンスも行き届いていないシーカヤックに中途半端な装備で乗せられて、怖い思いをさせられました、要注意です。

宮古島のマングローブ
奄美大島 住用のマングローブ

浦田海水浴場

種子島 浦田海水浴場

種子島の北の端にある浦田海水浴場です。

綺麗な遠浅のビーチで、のんびり海水浴を楽しむにはここしかない、ってぐらいです。

訪れた日は、台風の接近に伴ったグズグズ天気が残念でしたが、それでも十分に南国らしい海を満喫出来ましたが、ドピーカンの青空の下ならさぞかし、と思います。

種子島 浦田海水浴場

種子島って、前途の通りサーフィンをするような波の高い所が多く、また、岩礁地帯だったり、遊泳禁止と書かれている場所も少なくないので、貴重な海水浴場ですね。

その点、浦田海水浴場は広い砂浜が広がって、更衣室やシャワーなどの設備もしっかりあり、夏シーズンになれば、売店なども営業する様子なので、ファミリーでも安心して遊べるおすすめのビーチです。

種子島のおすすめグルメ

海の幸を中心に、豚肉。有名なのが安納芋にサトウキビ。

南の島では割と定番の食事が並ぶのですが、どちらかと言うと、食文化は南の島の料理と言うよりも、鹿児島の食事と行った感が強いなと思いました。

例えば、ちゃんぽん麺があったり、酒は芋焼酎だったり、そういうのは、スーパーへ行って食材を眺めれば、肌で感じることができますね。

海鮮浜焼銀次郎

種子島 海鮮浜焼銀次郎

種子島初日、地元の方におすすめの店を何件か紹介してもらった中の一つ、海鮮浜焼銀次郎。地元の美味しい店は、地元の人に聞くのが一番なのは間違いありません。

島内では色んなお店をやっている井元グループという会社が運営している店の一つだそうで、割烹料理に居酒屋に、ダイニングバー、カラオケBOX、なんと、偶然ですが、今回利用しているニコニコレンタカーも井元グループなんだとか。

滞在中二度も訪れたぐらい色んな料理を楽しむことができます。色んな料理というのは、本当の意味で色んな料理で、魚貝類は当然、焼き鳥に焼き肉、その他居酒屋定番メニューに締めのラーメンまで、更に店員の接客レベルも高くて寛げる良い店です。

ただ、日によって、特に汁物などの味が違うのが気になる所、恐らくその日の料理人が違うからじゃないでしょうか。

種子島 海鮮浜焼銀次郎

あろうことか、イカの刺し身や鶏のタタキなど美味しい料理をたらふくいただきましたが、ラーメンの写真しかありません・・・

インギー鶏の店 美の吉

インギー鶏の店 美の吉

今回の宿、鉄浜へ向かう小道で大きな赤い鶏が道を歩くのを見かけました。

スマホを取り出して調べて見ると、それはインギー鶏という、種子島の地鶏らしいということが判りました。

このインギー鶏は、1894年イギリス帆船ドラメルタンコ号が種子島に漂着した際、手厚く助けて無事お繰り返したお礼として受け取った11羽の鶏で、その鶏の子孫が今では鹿児島の天然記念物になっているのです。

イギリス人のことを「インギー」と呼んだ為にインギーだそう。南種子へ行けば食べさせる店があるとのことででかけたのが、美の吉。

ホテルに併殺された食堂で、インギー鶏以外にも色んな定食があります。

インギー鶏の店 美の吉
画層はインギー鶏メニュー。

インギー鶏の店 美の吉
インギー丼。

インギー鶏の店 美の吉
インギーうどん。

他にもインギー唐揚げにインギー焼き鳥などをいただきましたが、適度な歯ごたえ、味のある鶏肉でした。

後日談があって、先に紹介した海鮮浜焼銀次郎を再び訪れた際に聞いたところ、我々が道端で見かけたのはインギー鶏では無いという話。インギー鶏は南種子から持ち出すことは出来ないそうで「それは地鶏ですね」だそうです、、、

道産子ラーメン

種子島 道産子ラーメン

南の島、種子島に何故か北海道野道産子ラーメンが。西表の玄関口、西之表の町中にあります。

昼食時に味噌ラーメンをいただきました。

種子島 道産子ラーメン

少し太めのちぢれ麺に濃厚な味噌スープ、ど定番野味噌ラーメンの味。南の島の道産子ラーメンは普通に美味しかったです。

種子島 道産子ラーメン

尋ねなければわかりませんでしたが、道路を挟んだ店の真ん前に駐車場があります。

島宿HOPEの種子島の恵みいっぱいジェラート

島宿HOPEの種子島の恵みいっぱいジェラート

マングローブカヤックを楽しんだ際に、現地ガイドにここのジェラートは良いマシンで作っているから美味しいよと教えてもらったのが島宿HOPEです。

早速、カヤックツアーの終了後に立ち寄って、ジェラートでクールダウン。

宿に併設するショップで、南の島らしい洒落た店構え。店内でもいただける様な感じでした。

島宿HOPEの種子島の恵みいっぱいジェラート

島ならではの食材を使ったジェラートということで、島のサトウキビを使った「とうきびチョコ」や名物の「安納芋」などをいただきました。

正直、もっと素材の味が強いのかと思ったものの、そうでもなかったですが、大阪の有名ジェラート店と比べたら、シングル350円・ダブルは450円ほどとリーズナブルです。

丁寧に整備された広々とした南の島のリゾート感たっぷりの敷地内をぶらぶらしながらいただくジェラートはなかなかのものです。

なんと、通販で購入できるみたいで、種子島ファンの方はどうぞ!
>>> 種子島ジェラート