奄美大島北部の観光スポット(奄美空港~名瀬)

あやまる岬

奄美大島北部の特徴

現実的に、奄美へのアクセスは飛行機を利用する方が多いのは間違いないでしょう。若い頃はお金が無かったので、必然的に船旅だったりしましたが、それも今は昔、LCCの奄美便の就航で、どうにかすれば往復一万円もあれば奄美へはアクセス出来ます。

逆に、船旅などは時間を使う贅沢な旅という時代になりました。

奄美へ飛行機でアクセスすれば、必ず奄美北部へは足を踏み入れる事になります。

既に紹介した加計呂麻島をはじめ、起伏に富んだ地形が続く奄美南部とは違って、北部は穏やかな平地が広がり、さとうきび畑など田畑も多く、海も含めた自然や各種施設など、これぞ南の島といった旅を満喫出来るのが、北部の特徴です。

>>> 加計呂麻島(かけろまじま)の観光情報

奄美空港から奄美の中心である名瀬へは一時間ほどの距離ですが、その間、各所に見どころが満載なのが奄美北部。交通の便と発展は比例するもの、それは当たり前の話で、良い意味でも悪い意味でも、奄美大島は空港がある北部から名瀬が観光地としては栄えているのは間違いありません。

もちろん、紹介するスポットは、ほんの一部でしかありません。何度でも足を運んで、ガイドブックやWEBサイトには載っていない自分だけのお気に入りスポットを見つける事こそ、南の島の楽しみなのは言うまでもありません。

奄美大島の最近の様変わりぶりのスピードは、毎年足繁く通う私なども驚きます。今の奄美大島を目に留めておくのは今しか無いという事です。

奄美リゾート ばしゃ山村

奄美リゾート ばしゃ山村

奄美では、観光客向けの施設の草分け的存在になるのがばしゃ山村です。色んなアイデアを試行錯誤して作り上げて来た様子を長年見てきました。

空港から奄美の中心地、名瀬へ向かう途中にあるので、まずは奄美入りをばしゃ山で体感、そんな感じで私自身も幾度と無く友人知人を案内したものです。

ホテル「浜やどり」、レストラン「AMAネシア」、「ばしゃ山村 島おこし市場」やウェディングまでもが用意されています。

アウトドア体験から塩作りに陶芸、島唄体験など滞在日程が少ないのであれば、まずはここで奄美大島を満喫というプランが成立するなと思ったりします。

奄美リゾート ばしゃ山村

ちなみに、ばしゃ山の ばしゃ というのは、イトバショウのことで、その昔は今とは違った意味で(バショウの布は創り手がおらず幻の布です)、貴重だった衣服の原料です。イトバショウの繊維で作る布は、芭蕉布と書いて「バシャギン」と呼び、織物を作りました。

奄美では美人な人を「きゅらむん」と呼びますが反対語として「ばしゃ」という呼び方があります。ばしゃの若い娘は、バショウの山付きで嫁に行ったとか、そんな話が伝わっています。

レストラン AMAネシア

レストラン AMAネシア

いかにもという作りのレストラン AMAネシアでは、いかにも南国リゾートというメニューが並びます。子供の頃から奄美を知る私達にとっては、日々食卓に並ぶ奄美の郷土料理をこんなにも綺麗に出してくれるんだと驚いたお店です。

対象者は島民ではない観光客なので、お値段はちょっと高めだと思いますが、奄美へ訪れた際には是非!

ばしゃ山村 島おこし市場

ばしゃ山村 島おこし市場

奄美のお土産などは全て揃うのが島おこし市場です。ばしゃ山で焼かれたという焼き物が好きで足を運びます。

私自身、奄美南部のあれこれを見て感じて歩くライフワークがあるので、ばしゃ山を含め、このあたりに宿を取る事はまずありませんが、先のレストランでの食事やこの焼き物を見に、時折訪れては購入して帰ります。

ばしゃ山焼き

画層は、もう十何年か前にここで購入したとっくり。なかなか味わいのある陶器だと思いますが、なかなかの使い勝手の悪さが笑えます。注ぎ口から酒が雫となってが垂れてきます。

それでも、かなりのお気に入りなのは間違い無いです。奄美で焼かれた陶器など聞かない訳ですよ、奄美なマニアな者としては、やっぱり日常的に使用する物などはいつも側に置いておきたいという気持ちがあるのです。

ばしゃ山村へのアクセス

空港を出て左方面へ、県道82号線を名瀬を目指して車で10分ほど、奄美北部では有名な用安ビーチに有ります。

原ハブ屋

原ハブ屋

奄美大島には毒ヘビ、ハブが生息する事はあまりにも有名です。

いたずらに怖がる必要は無いわけですが、こちらで行われている「ハブと愛まショー」というショーを見ると、ハブについて面白おかしく、詳しく知る事が出来るのでおすすめです。

その他、原ハブ屋で入手できるハブグッズの数々、例えば財布やアクセサリーは、南国気分が盛り上がる是非にとおすすめする施設です。

鶏飯のひさ倉

鶏飯のひさ倉

当ブログで紹介した事のある奄美大島の鶏飯の老舗の店も空港から名瀬へと向かう道すがらにあります。このひさ倉と龍郷のみやなとやは、奄美の鶏飯を語る際には、是非にとおすすめしておきます。

奄美大島の鶏飯(けいはん)

ビッグツー奄美店

ビッグツー奄美店

奄美大島全域から、ここビッグツーへは買い物にやって来ます。いわゆる大型のホームセンターで、食品から日用品まで何でも揃います。

奄美の離島へ向かう際には、こちらでたっぷりと買い物をしてから出掛ける訳です。

また、日々の買い物だけではなく、土産物なども充実していたりもするので、おすすめだったりします。

オオゴマダラの蛹

金色の蛹の蝶、オオゴマダラを間近で観察出来る蝶ハウスがあります。ビッグツーの敷地の一部のゲージの中で飼育されています。

日本の蝶としては最大級で、宮古島や石垣と言った南の島では市のチョウに指定されています。画像の金色の蛹、おもちゃでもなんでもない本物で、ここから大きな蝶が生まれてきます、是非ご覧下さい。

余談ですが、南の島にはアサギマダラという蝶もおり、この蝶は2000キロもの距離を飛んで行く渡り蝶としても知られています。秋になると日本本土から南西諸島へ、台湾まで渡る個体もいるそうです。

奄美パーク

奄美パーク

空港からは五分もかからない場所にある奄美パークでは、レストランにお土産、奄美の自然と暮らしを紹介する施設で、一度と言わず二度、三度と訪れたい場所です。

田中一村記念美術館

併設される、田中一村記念美術館がまた素晴らしく、奄美の自然を描いた田中一村の絵は奄美が好きになる過程で、必ず手にする絵だと思います。

例えば、私の好きな絵に「アダンの海辺」という作品がありますが、それは正に集落から海へと続く小道そのもの。展示の方法なども洒落ており、椅子に腰掛けて絵を眺めれば、いつもの南の島の事を思いださせる絵だったりする訳です。

その他

私が好きな場所は他にも、奄美大島紬村、奄美と言えば黒糖焼酎の工場、龍郷町の赤尾木のハートロック、飲食店などもまだまだありますし、何よりも、毎年登場する新しい店などはとても全て回りきる事は出来ません、まだまだ奄美通いは続きます。